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症例4 大型類人猿の診察

大型類人猿の診察では、トレーニングによって自発的に協力してもらえる場合と、そうでないときには麻酔をかけて不動化して行う場合があります。

チンパンジーでは、ジュースに混ぜた鎮静薬を飲んでもらい、ふらふらとしたところで、吹き矢で麻酔薬を投与して不動化する方法があります。

鎮静薬の味に気付いて飲んでくれない場合やあまり効果が出ない場合があり、吹き矢を打つときに、逃げ回ったり、興奮して暴れたりすることがあります。

チンパンジーは、知能も運動能力もとても高いので、吹き矢で狙いにくい死角に隠れたり、発射した吹き矢を手で払い落としたりと、なかなか手強い相手です…

写真:旭川市旭山動物園